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ラグナロクオンライン内で起きるギルメンの日常や、恋(?)模様などなどを徒然に、期間限定で掲載しています。※時折BL要素が入りますので、ご容赦を。
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守門は知らない、俺が守門と付き合い始めて変わった事。
守門と付き合うようになって持つようになった装備がある。
タラ盾とジャスティス刺しの杖
そして予備の法衣。
ゆっくりとオレンジに染まるプロンテラの十字路
せくらは財布の中身と相談しながら、いつもの様に買い物を楽しんでいた。
ふ、と周囲の喧騒が遠くなった気がした。
その瞬間に背中に何かを当てられた感触とWisで話しかけられる。
その当てられた物がナイフの様なものだと分かったのは背中に広がるじんわりとした嫌な熱
『はっぴーらいふのせくらだな?一緒に来てもらおうか?』
男が見せる古い枝
それを折る事でモンスターが召喚される、周囲の人を巻き込むつもりだろう。
ため息をひとつ付き
『俺に用事があるなら、普通に声くれよ』
そう答えれば
『用があるのは、お前じゃないのさ』
男に突きつけられるままに、路地裏へと足を運ぶ。
そっと男に気づかれない様に装備を持ちかえ
普段使っている悪魔払いを特殊杖に、盾をタラ刺しに
人の気配が薄くなったところで、男が体を翻し襲いかかろうとする瞬間に彼のスキルを止める為に声を魔法で奪い、sw、キリエ、相手の男に速度減少とディレイの間に杖を振るえば、杖に刺さったカードの効果が発動し連続攻撃へと切り替わる
「何故だ!ただの前衛型退魔支援だとしか聞いていなかったぞ!何故対人に慣れているんだ!」
吠える様に叫ぶ男に、せくらは冷静に答える。
「よく知ってるじゃないか?確かに俺は、前衛型退魔支援だけどね」
一際大きくアドラムスを打ち込んだ
「うちのギルドはGVG承認ギルドで、俺はそのマスターなんだよ」
アサシン相手に隙を作ればこちらが危ない
畳み掛ける様にジュテックスを打ち込み動かなくなるまで杖を振るう。
GVG承認ギルドであることは本当だが、率先して人を狩った事はそれほどない。
それでも未経験では無いことが幸いした。
「このおおお!」
男は速度減少をかけられてうまく動けない体で突進してくる。
「それにね、前衛型支援っていうことは、あんた達の弱点も知り尽くしてるっていうことだって気がついたほうがいいよ?アサシンのオジサン」
突進する男に冷えた目と言葉を放ち
せくらはそれをキリエとSWで防ぎきった後に、ジュテックスで焼き尽くした。
最近良く人混みにおいては短剣を突きつけられ、路地裏に呼ばれては襲われる事が多くなった。
その度に器用貧乏が幸いした高速詠唱でキリエを張りバックサンクとswで凌ぎながらのジュテックスを放ち撃退してきた。
アコセットだった時の装備では、不意打ちの対人で身を守れないから。
それで、道具袋の底に其れ等は詰め込まれるようになった。
襲ってくる奴らが残す幾つかのキーワード
キョウチクトウ   ベニクジャク   生体兵器
その全部が守門の事だという事は分かっている。
今日はご丁寧に突きつけられたナイフには毒が塗られていたらしい。
ジュテックスで黒焦げにし動けなくしたあとに
知り合いのプロンテラ騎士に無法者が暴れていた為取り押さえた旨をWisで伝えて、
その場に座り込んだ。
「はぁ……」
ため息を付き、道具袋から緑ハーブを取り出し口の中に放り込む。
弟に解毒薬を頼めば事が大きくなりそうで出来なかったから、緑ハーブも近頃定番の持ち物として詰め込んでいた。
毒が消えて動けるようになれば、急いでヒールを唱えて傷口を塞ぐ
ちょうどそこに、知り合いのプロンテラ騎士、レイさんが到着した。
現場を見渡し、壁にもたれるせくらと目が合えば
「又かい?せくら君」
軽く眉根を寄せて、せくらとその足元に転がる生焼けのアサシンを見て直ぐにアサシンを部下に連行というよりは、運搬させた。
「きっと、今回も大した情報は取れなさそうだが騎士団で取り調べさせてもらうよ」
キビキビと現場から取れる情報を収集し、伝達してゆくレイさんに
「よろしくお願いします、あ。あと……」
俺が言い淀むとレイさんは困った様な顔をして
「分かってる、守門君とノアには内緒なんだろ?、でもプランドには報告させてもらうよ?
アサシンギルドのメンツあるだろうからね」
「はい、お願いします」
ペコリと頭を下げて、遠ざかるレイさんの背中を見送り、道具袋の底から予備の法衣に着替える。
脱いでみるとべったりと朱が広がっていて、あのままで帰ればみんなに心配をかけるのは必須だった。
「うへえ、ちょっと危なかったな」
そう呟く声は、先ほどの冷たい声ではなく、何時ものはっぴーらいふのせくらだった。
守門が、裏の世界でどんな扱いをされているのか、彼を手に入れる為に俺を利用しようとしている事も知った。
俺が知らない所で、守門が俺を守る為に傷だらけになっている事も知ってる。
だけど、守門が俺に知って欲しくないみたいだから俺も言わない、知らないふりをしようと思う。
だから、俺に降りかかる火の粉ぐらいは、守門が知らないうちにふり払おうと思う。
いつか、こんな事があったんですよって笑って話してくれる様になるまで。
ちゃんと、守門が俺を信頼してくれる様に守門を守れる様に
あなたに降りかかる災難が少しでも、ひとつでも遠ざける事ができるだろうか?
俺といる事で、あなたが降りかかる不幸が増えてしまわないか?
それが心配だから、俺にも戦えることをいつか、伝えられたらいいと思う。

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